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Sales force VS HubSpot セールスフォースとハブスポットを比較してみました。

CRM選びに迷っていませんか?経営成績を左右するツール選定の重要性


CRMには、様々なツールがあります。
その中でも定番のツールといえば、Salesforce(セールスフォース)です。
Salesforceは最も実績のあるツールで、数多くの企業で活用されています。
一方、Salesforceの代替ツールとして、HubSpot(ハブスポット)が台頭してきています。
HubSpotの特徴は、その使いやすさにあり、優れた操作性で、ビジネス上で発生する多くの課題解決に役立ちます。
現代は、情報管理が経営成績を左右する時代です。
自社に適したCRMを採用する事が、経営成績に直結するといっても過言ではありません。
本記事ではSalesforceとHubSpotを比較して、その違いを確認していきます。
ぜひ参考にしていただき、自社に適したCRMのご検討に役立ててください。

コスト


まずは、それぞれに必要となるコストについて比較を行っていきます。
HubSpotでは、セールスやマーケティングといった営業活動ごとに、「Starter」「Professional」「Enterprise」の3種類のプランが用意されていて、対象の営業活動により金額は異なりますが、プランの金額目安は次のとおりです。

  • 「Starter」:月額5,000円から
  • 「Professional」:月額40,000円から
  • 「Enterprise」:月額140,000円から

プランが細分化されており、自社に適したものを選べるようになっています。
また、マーケティングコンタクト数に応じて価格が加算されていきます。
Salesforceで用意されているのは、「Essentials」「Professional」「Enterprise」「Unlimited」の4プランとなっており、それぞれ1人あたりの月額料金が下記のとおり設定されています。

  • 「Essentials」:3,000円
  • 「Professional」:9,000円
  • 「Enterprise」 18,000円
  • 「Unlimited」:36,000円

プランごとに設定されている機能の他にも、オプションでアドオンを追加できます。
また、上記以外にも専門の管理者への委託やサポートへの追加料金が必要になります。
両ツールには、時間経過に伴うコスト変化も異なります。
Salesforceは、時間経過に伴い発生する追加経費が少なからずあります。
HubSpotは、ビジネスの成長とともに価格も変動していきます。
導入やサポート、トレーニングを含めた総コストは、Salesforceの数分の1になる可能性もあります。
HubSpotのCRMは強力なプラットフォームであり、Sales、Marketing、Serviceの各ツールを選択して追加することができます。
Sales Starterプランは月額6000円~。その後、プロフェッショナルプランは9万円~となります(年額課金)。
Salesforceの価格は、2000円/ユーザー/月のEssentialsプランがあります。
しかし、大体においてこれだけでは十分ではありません。HubSpotのようなSales Cloud(CRMの中核)と並ぶ、必要な機能を得るためには、Lightning Enterpriseプランへの登録が必要です。このプランは、2万円/ユーザー/月です。
Marketing Cloud、Service Cloud、その他の自動化・統合機能については、別途パッケージに追加する必要があります。
また、Salesforceには追加コストがかかります。ほとんどのお客様は、専門の管理者を雇い、規模に応じてサポートに追加料金を支払う必要があります。
結論から言うと Salesforceには、時間の経過とともに加算される追加コストがたくさんあります(例として、HubSpotの価格比較をご覧ください)。HubSpotの価格設定は、お客様のビジネスに合わせて成長し、導入、サポート、トレーニングを含む総コストは、時間の経過とともにSalesforceの数分の1になります。大規模な成長企業にとっては、HubSpotの方が圧倒的に透明性が高く、スケーラブルな価格設定モデルとなっています。

機能の方向性

Businessman wearing smartwatch with colored application symbols on it.

続いては、両ツールに設定されている機能の方向性について比較していきます。
Salesforceは、HubSpotと比較してカスタマイズ性に優れており、自社に適したカスタマイズを行うことにより、CRMとして活躍します。
しかし、理想のカスタマイズを行うためには専門家の協力を仰ぐことが必要です。
HubSpotでは、ユーザーの操作性が優先されており、最もユーザーフレンドリーなB2Bソフトとして評価されています。
コンタクト管理、セールスアナリティクスなどの機能が備えられていて、企業の成長に合わせて機能を拡張していくこともできます。
「Flywheel Methodology」というアプローチも展開しており、ユーザーの成長を営業、マーケティング、サービスの各チームが協力して支援します。
自社に適したカスタマイズを優先するのであればSalesforceに、ユーザー自身による操作性を優先するのであればHubSpotに分があると言えるでしょう。

オートメーション

スピード感が求められる現在ビジネスでは、自動化は非常に重要な役割を占めています。
CRMもその例外ではなく、ここでは、両ツールの自動化について比較していきます。
Salesforceでは、Einsteinというオリジナルの人工知能が採用されていて、完全に自動化されたプロセスで処理を実行していきます。
2018年に発行されたレポートによれば、Einsteinは、1日に10億件以上の予測を実施しているということです。
HubSpotでは、包括的な機能セットにより自動化を実現しています。
あらゆる条件を中心に構築できるワークフローが用意されており、条件付きアクションの設定をサポートします。
一部の自動化ツールについては、「Enterprise」プランで限定提供されています。

レポーティングとアナリティクス

Analytics Concept. Button on Modern Computer Keyboard with Word Analytics on It.

情報化が進んだ現代経済では、レポーティングとアナリティクスは経営活動に欠かせないものとなっています。
ここでは、そのレポーティングとアナリティクスについて比較を行います。
実は、レポーティングやアナリティクスはHubSpotの得意分野ではありませんでした。
しかし、Marketing Hub Enterpriseで収益帰属レポートの提供が開始されるなど、少しずつその成功は向上してきています。
一方、Salesforceはとても充実したレポーティング機能を備えています。
それを自社に適した形にカスタマイズすることも可能ですが、導入と使いこなすための訓練にはそれなりの労力が必要になります。
現時点では、レポーティングとアナリティクスの機能を比較すると、明らかにSalesforceが有利な状況です。
ただし、HubSpotは常に機能のアップデートを続けており、その機能も充実していくことは間違いないでしょう。

プラン間の連携

businessman hand showing partnership sign as concept

両ツールとも、「営業」「マーケティング」「サービス」の各チームに適したプランが用意され、必要に応じて様々な機能を組み合わせていくことができます。
ここでは、その各チームプラン間の連携に焦点を当てていきます。
HubSpotでは、各プランのツールは全て自社で構築されたものが使われています。
各ツールの操作方法の共通点も多さや連動した動作が特徴で、統一されたビジュアルは、利用者の利便性にも貢献しています。
Salesforceは、Pardotなどを買収しプラットフォームを拡大させてきましたが、そのために一部のツールでの連携が不十分であり、利便性に影響を与えています。
以上から、HubSpotの方がプラン間の連携がスムーズと言えるでしょう。

拡張性


CRMに求められる重要な機能のひとつに、会社の成長に合わせて機能を拡張していけることがあります。
ここでは、両ツールの拡張性について確認していきましょう。
HubSpotでは、無料プランから始めて、成長に合わせてアップグレードを行っていくことが可能です。
アップグレードさえ実施していけば、機能面で不都合を感じることはありません。
ただし、自社の状況に合わせた高度なカスタマイズが必要な場合は、対応できない状況が発生する可能性もあります。
Salesforceは、非常に高い拡張性を備えています。
あらゆるニッチな要求にも対応できるように設計されており、
自社が求めるどのようなカスタマイズにも対応することできます。
アップグレードの容易さを求めるのであればHubSpot、細かいカスタマイズまで実現するのであればSalesforceという結論になるでしょう。

導入とサポート

Crossed Screwdriver and Wrench on Red Button on Black Computer Keyboard.

CRMに求められる重要な機能のひとつに、会社の成長に合わせて機能を拡張していけることがあります。
ここでは、両ツールの拡張性について確認していきましょう。
HubSpotでは、無料プランから始めて、成長に合わせてアップグレードを行っていくことが可能です。
アップグレードさえ実施していけば、機能面で不都合を感じることはありません。
ただし、自社の状況に合わせた高度なカスタマイズが必要な場合は、対応できない状況が発生する可能性もあります。
Salesforceは、非常に高い拡張性を備えています。
あらゆるニッチな要求にも対応できるように設計されており、自社が求めるどのようなカスタマイズにも対応することできます。
アップグレードの容易さを求めるのであればHubSpot、細かいカスタマイズまで実現するのであればSalesforceという結論になるでしょう。

他のツールとの情報統合性


現代では、単一のツールのみしか使用していないという企業はまず存在せず、色々なツールを活用し、営業活動を展開されているのが通常だと思います。
そのため、各ツール間で情報の統合が取れていないと著しく生産性が低下します。
ここでは、両ツールと他のツールとの情報統合性について比較していきます。
HubSpotのApp Marketplaceでは、500種類以上の統合可能なアプリが用意されています。
Jira、Mailchimp、Slackなどの頻繁に利用されるアプリと統合することも可能です。
Salesforceの場合は、AppExchangeで統合可能なアプリを検索することができます。
AppExchangeには3,400以上のアプリが用意されており、機能の迅速な拡張を可能にしています。
また、PieSyncを利用することで、より簡単に機能を拡張することができます。
PieSyncでは、アプリ間の連絡先を同期してデータのリアルタイム更新が可能です。
200以上のアプリが対象となっており、HubSpot、Salesforceともに利用可能です。
情報の統合性という観点では、どちらのツールも甲乙付けがたいと言えます。

導入実績


最後に、両ツールの導入実績を比較しておきましょう。
直接的な機能ではありませんが、間接的な検討材料にはなるでしょう。
HubSpotは2021年2月に、有料利用者が100,000社を超えたことが報告されています。
一方、Salesforceの有料利用者数は、150,000社以上とされています。
導入実績はSalesforceの方が多いという状況です。

最終的な比較結果

ここまで、SalesforceとHubSpotについて色々な角度から比較を行ってきました。
両方とも素晴らしいツールであることに間違いはありませんが、それぞれの特徴や強みといったものが存在するのも確認いただけたと思います。
操作性を重視しつつ機能を充実させて行きたいのであればHubSpot、自社に合わせた高度なカスタマイズを要求するのであればSalesforceそのような結論が妥当なのではないでしょうか?
それぞれを補完し合って両方のツールを活用する形も考えられますが、費用面の問題もあるため、現実的にはどちらかを選択することになるでしょう。
情報化が発展した現代では、CRMの重要性はますます高まっています。
激しい市場の変化や激化する競合他社との競争に対応する為には、CRMを活用して営業活動を展開していくことが欠かせません。
また、CRMは別のCRMへの移行に多大な労力が必要になるという特徴も持っています。
だからこそ、自社に適した長く使い続けられるシステムを選択することが重要です。
今回紹介した各項目の比較を再度確認し、
無料トライアル期間も活用しながら適切なシステムを検討していってください。
当社では、HubSpotの豊富な導入サポート実績があります。
御不明な点やご相談がありましたら、お気軽にご相談ください。
もちろん、導入サポートのご要望もお待ちしております。
皆さまのお役に立てる日を楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。

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