ホワイトペーパーの可能性を知っていますか?
SNSでの情報拡散、フリーソフト等、無料ダウンロードコンテンツによるマーケティングには色々とありますが、ホワイトペーパーという言葉を初めて聞いた人は珍しくないでしょう。ホワイトペーパーはまだマイナーですが、将来性の高いマーケティング手法の一つです。
ホワイトペーパーとは
ホワイトペーパーとは、企業が提供する、有益な情報をまとめたコンテンツです。元々の意味は政府の機関が発行する年次報告書の、日本語で表現すると「白書」というものから来ています。内閣府の経済白書が一番有名でしょうか。
ですが、ここでいうホワイトペーパーは、白書から変化して、より広い意味を持つようになった名称で、ほぼ別物と考えてよいでしょう。ホワイトペーパーとして提供されるものには報告書は滅多に無く、資料やカタログだったり、アンケートや市場調査の結果データだったりします。
具体的な利用法
ホワイトペーパーには、企業の得意な分野の情報が載っていて、それが無料で提供されています。一種の無料ダウンロードコンテンツですが、他の無料ダウンロードコンテンツとの違いは登録が必要なことです。登録に必要な情報はサイトによって違いますが、会社名や担当者名の登録が必要な場合もあります。
例えば、主に自動ドアセンサー製品の販売、整備を手掛ける株式会社ホトロン。ホトロンのホームページでは、会社名と担当者名、メールアドレス、業種を入力し、個人情報保護方針に同意したうえでダウンロード可能となっています。
この例では、ホワイトペーパーとして自動ドアセンサーの様々な資料が無料でダウンロードできるようになっています。細かい内容としては、電子カタログの他に製品の製品外観図や簡易取扱説明書です。製品外観図はCAD図面にもなっていて、製品の構造の一部が公開されています。
利点
無料の情報提供手段としては、SNSへの投稿や動画投稿があり、無料コンテンツとしてはアプリやツールの提供があり、どちらもホワイトペーパーよりも拡散力がありますが、ホワイトペーパーは独自の強みがあります。
1:技術力が要らない
アプリやツールとしての提供には、ある程度のソフトウェア開発技術が必要ですが、ホワイトペーパーは、好きな媒体を通して提供することができます。それはCADの図面データだったり、資料やカタログをPDF化したものだったりします。エクセル形式のテンプレートやチェックシートをホワイトペーパーとしている企業もあります。こういった所でも、自社の強みを活かせる方式ですね。
2:ダウンロード対象者に条件を付けることができる
会社名や従業員数を入力項目とすることで、一般公開できない情報でも、公開しても問題無い相手にのみ限定して公開することができます。
自社の強みを活かせるホワイトペーパー
他の無料ダウンロードコンテンツとは拡散力では見劣りするホワイトペーパー。けれど、自社独自の強みを活かせる点や、公開範囲の自由度は、ホワイトペーパーを使うメリットとなります。日本ではそれほど馴染みの無いホワイトペーパーですが、この手法がピタリと合う性質の業界や会社も少なからずあります。一般的なマーケティングではイマイチ成果が上がらない場合、ホワイトペーパーを試してみてはいかがでしょうか。
NADJAでも導入支援をしている高機能MAツール「HubSpot」は「E-book」ダウンロードのための特別なランディングページ制作用のコンテンツがあったり、それを簡単に計測、分析するための機能も備えています。
どのように導入すれば良いか、活用していくかなど、当社では豊富な実績と専門知識を持っており、具体的なアドバイスをすることが可能です。
ぜひ一度ご相談ください。