営業・マーケティング

Netflixも実践するHubSpotの最強マーケティング手法とは?

競合を圧倒したNetflixの成長モデルを紐解く

近年急成長を遂げている映画のストリーミングサービス「Netflix」についてほとんどの方がご存じだと思います。
面白い映画を見たいという顧客のニーズを叶えるためには、映画館、DVDのレンタルショップ、HuluやAmazon Prime Videoのような競合となるストリーミングサービスなど多くの競合が存在します。
しかし、なぜNetflixが成功したのか気になりませんか。
そこで、今回はNetflixがなぜ数多くの競合を差し置いて、ストリーミングサービスのシェア1位を獲得し、成功を遂げたのか解説していきます。

Netflixについて

恐らくほとんどの方がご存じであるNetflixというサービスだと思います。
具体的にどのような企業でどのような流れで今に至るのか解説してきます。

Netflixの沿革

  1. 創業期(1997年~1999年)
    Netflixの創業は1997年で有名なアメリカのトップ企業GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)と同じ時期に創業しています。
    当初はオンラインでDVDのレンタルサービスを開始し、ネットで予約した映画を顧客の自宅まで郵送する事業を行っていました。
  2. 成長期(2000年~2005年)
    この時期から会員の評価に基づいてオススメの映画を提示する「レコメンド機能」を実装し、さらにレンタルDVDビジネスが加速していきます。
  3. 変革期(2007年~2014年)
    この時期に、NetflixがDVDレンタルサービスからストリーミングサービスへとビジネスを転換しました。
    ストリーミングサービスをさらに加速させるために、自社コンテンツの制作も開始し、現在のNetflixストリーミングサービスの原型ができ始めました。
  4. 発展期(2015年~現在)
    この時期から国内でのストリーミングサービスの提供を開始し、世界中にストリーミングサービスの提供を始めました。
    そして、テレビのリモコンにNetflix専用ボタンを設置したり、ソフトバンクと提携した申込受付から料金請求まで一貫して提供するサービスも開始しました。
    その結果、さらに会員数を獲得し、成長していきました。

Netflixが成功した理由とは

Netflixがこれほどまでに会員数を獲得し、世界的に有名な企業になったのにはHubSpotのマーケティングFlywheelという考え方を実践しているからであるといわれています。

HubSpotとは

HubSpotとは、最近マーケティングツール業界で伸びているソフトウェアで、Salesforce、Marketoなどのツールの競合にあたります。
HubSpotの特徴としては、価格の安さ、導入ハードルの低さ、無料で使える範囲の広さなどが特徴です。
そのため、中小企業を中心に国内でも多くの企業に導入されています。

Flywheelの考え方

Flywheelは直訳すると、はずみ車(回転エネルギーを効率的に蓄える機械装置)になります。マーケティングでも直訳の意味と同じように”回転エネルギー”を重視します。具体的には以下の通りです。

  1. 顧客を惹きつける(Attract)
    →自社の専門知識を活かしてコンテンツの作成やコミュニケーションを行い、適切な相手との有意義な関係構築を始める段階
  2. 信頼関係を築く(Engage)
    →相手の課題や目標に応じて役に立つ情報や解決手段を提供することで、長期的な関係構築を進める段階
  3. 満足させる(Delight)
    →卓越した顧客体験を通じて、顧客に本当の価値を提供し、顧客の目標達成を後押しして、自社のプロモーターになってもらう段階

このように、お客様に対して、「①魅力的なサービスで惹きつけ、②満足度の高い良好な関係を構築、③ニーズを満たして他者を紹介してもらう、①、②、③…」というように繰り返しのサイクルを回していきます。
そうすることで、相乗効果が生まれて、とても効果的な集客に繋がります。
ぜひマーケティングでFlywheel実践して、集客の課題を解決していきましょう!

Netflixが成功した理由

本題のNetflixが大成功した理由について解説していきます。
Netflixの成功はHubSpotのFlywheelの考え方を実行し、効率的な集客が実行できている点にあります。
Flywheelの3つの段階に分解して、Netflixがどのような取り組みをしているのか、見ていきます。

  1.  顧客を惹きつける(Attract)
    ・他の企業が実践していないサジェスト機能を実装し、「面白い映画が見たい」という顧客の真のニーズを満たす。
    ・テレビのリモコン会社に10%の製造費を支払い、Netflixボタンを設置し、Netflixを知らない人にも普及させた。
    ・ソフトバンクと提携し、申請受付から料金支払いを一貫して行い、ソフトバンクユーザーをNetflix会員として囲い込み、気軽で便利なサービスに進化。
  2. 信頼関係を築く(Engage)
    ・毎年1兆円を投資し、常に面白い自社コンテンツを制作する。国内TOP5テレビ局をの製作費を合算しても足元にも及ばない額を投資しています。 (日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京の製作費合計=4000億程度)
    ・豊富な種類の動画を取り揃え、どの世代、どの嗜好、男女問わず、誰でも満足できるコンテンツを揃え、長期的に契約してもらいます。
  3. 満足させて、シェアしてもらう(Delight)
    ・面白いコンテンツを友人と見て、その友人も契約し、芋づる式に顧客を増やしていきます。
    ・特に満足度の高い顧客は知人にNetflixの契約をオススメし、さらに顧客数を伸ばします。

まとめ

このように、HubSpotのFlywheelの考え方を活用して、Netflixは世界で一番多くの会員数を獲得しました。
さらに、サジェスト機能など顧客の真のニーズを理解し、ニーズに合ったサービスを提供していたために、成功できたと言えます。
HubSpotでは他にも多くのマーケティング手法が活用されて、それらを簡単に実行できるツールを販売しています。
Netflixのように顧客の満足度を最大化し、事業を急成長させたい方はHubSpotを導入し、効果的なマーケティングを実践することをオススメします。
HubSpotについて詳しく聞きたい方はお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。
HubSpot Gold PartnerであるNADJAがサポートいたします。
Netflixのように高速回転のFlywheelを構築してビジネスを急成長したい方はお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。

関連記事

TOP